西洋占星術 ホロスコープ 第10ハウス
西洋占星術 ホロスコープ 第10ハウス
第10ハウスは職業をあらわします。
西洋占星術のホロスコープで第10ハウスをみたい場合なにをポイントにすればいいのか。
社会的な存在としての自己をポイントにみるのが第10ハウスです。
職業やその所属する会社であるとかそういった職場の中での地位や自分がどのように評価されているかに注意しなければならないでしょう。
その点から考えれば職業運といってもいいのかもしれません。
職業やその中での評価で所得や収入、これから先の経済的な家庭の安定が決まってきます。
もちろん家庭に置き換えればこれは父親という意味になります。
この第10ハウスから貧困という意味を導き出してはならないという見解もあります。
ただそれでもルーラーが土星だという点は注意しなければならないでしょう。
土星には忍耐しても努力しても生活が貧困になりそうにとらえられるようなイメージがあります。
土星は制約や制限を顕しています。
このハウスの貧困という意味は当てはまらないケースも多いので神経質に気にされる必要はありません。
制約や制限といっても西洋占星術の場合は宿命を鑑定する占術ではないからです。
宿命が知りたければ東洋占術のほうが向いていると思います。
ただしその前提として宿命を信じるかどうか、運命と宿命の違い、仮に宿命だとしてもそれを打開する方法はないのかなどの点が重要となります。
この宿命論を人生が暗転してきた場合の逃げ場、言い訳に使ってはならないという事です。
こういった占術には東洋占術の四柱推命や紫微斗数などがあります。
どうしても宿命にこだわりたいのなら四柱推命や紫微斗数などで鑑定したほうがいいでしょう。
どんな占術にも流派があります。
宿命であっても変えられるという流派もありますが基本的に命の占いなので宿命が変えられるのならそれは運命ではないかという立場もあります。
西洋占星術でも宿命を鑑定できるという流派もありますが宿命を西洋占星術には持ち込みたくないのが実際のところでしょうか。
現実の社会をみて制約や制限は努力で外せるのが当然だとは思えません。
社会構造が格差拡大や地方の人口減少、教育格差拡大、グローバリゼーションなどの社会事象を考えれば人間は制約や制限の中でしか生きられないのが常識です。
その限界の中でどこまで成長できるかということがポイントになります。
それを西洋占星術ではどう考えるかが大切なので当たった外れたなどは論外なのです。
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